« 食べ方までも不器用なもので | トップページ | インドの写真 »

2006年2月22日 (水)

かたちのあるものと、かたちのないものと

「どうしたらいいのかわからなくなってしまったとき、僕はいつもあるルールにしがみつくことにしているんです」(中略)
「かたちのあるものと、かたちのないものと、どちらかを選ばなくちゃならないとしたら、かたちのないものを選べ。それが僕のルールです。壁に突きあたったときにはいつもそのルールに従ってきたし、長い目で見ればそれが良い結果を生んだと思う。そのときはきつかったとしてもね」

                村上春樹「偶然の旅人」(『東京奇譚集』所収)
    
     
    
昨晩、本を読んでいて出会ったことばです。
「かたちのあるものと、かたちのないものと」
本の中で、なにがかたちのあるもので、なにがかたちがないものなのか、具体的に説明してあるわけではなく、感じるものとして書いてあるような気がしました。
     
ずっと考えています。壁に突きあたったとき、わたしはどちらを選んできただろう。かたちのあるほうに飛びついてきたのではないだろうかって。

「かたちのあるものと、かたちのないものと」
壁に突きあたって、どっちの道を選んでも、正解や間違いなんてないと思うんです。もし「正解」という表現をしたいのなら、選んだ道が「正解」なのです。

ブログで知り合った方から、「今が最善なんです」ということを教わりました。
過去を振り返り、「あのとき他の選択をしていたら」とか、「今まで来た道でよかったのだろうか」って後悔することがあります。でも、他の道に進んだ自分がいるわけではなく、私は今の私しかいないのです。今まで歩んできた道が最善であり、今の私が最善の状態なのだと思います。
そのように教わってから、ことある毎に「今が最善なんだ」ってつぶやいています。
    
「かたちのあるものと、かたちのないものと」
壁に突きあたって、どちらかを選ばなければいけないとき、かたちのあるなにかと、かたちのないなにかが選択肢としてあるのではなく、自分が選び進んだ道がかたちになる。
かたちは、自分で作るものなのかもしれない。

いろいろと考えながら、いつの間にか寝てました。
「かたちのあるものと、かたちのないものと」
みなさんは、どのように感じられますか?

   

« 食べ方までも不器用なもので | トップページ | インドの写真 »

コメント

はじめまして。fairmoonさんのところから飛んできました、ゆうこと申します。
よくお邪魔させていただいています。いつも更新を楽しみにしてます!


かたちのあるものと、かたちのないもの
選択を迫られて、私は即座にどちらかを選べないかもしれませんが
出来れば、かたちのないものを選びたいな、と思います。
(それが許されない時もあるでしょうけれど)


>自分が選び進んだ道がかたちになる
そうですね!どのような選択をしたとしても進んで行った足あとが道になっていくんですものね

かたちのあるなし、と少し違うかもしれませんが
私の、亡くなった母が
「目に見えないものを大事にしなさい」と
星の王子さまの本を薦めてくれたのを思い出しました。
(たしか、大切なものは目に見えないというようなフレーズが
でてきたと思ったのですが…うろ覚えですみません汗)


母は闘病中だったので、余計、説得力があって
だから、私は「目に見えないもの、かたちのないもの」を選びたいな
と思うのかもしれません


でも、時によって色々な選択をしますよね
その時々の選択が、
かつさんのおっしゃる「最善」なんだと私も思います。
長くなってしまってすみません(しかもまとまらず)
またお邪魔させていただきます!

☆ゆうこさん はじめまして
私もfairmoonさんのところから何回かお邪魔させていただいたことがあります。更新を楽しみにしていただいて、ありがとうございます。    
    
お母様の「目に見えないものを大事にしなさい」というおことば、大切ですね。
ゆうこさんからコメントをいただいて、「かたちのあるものと、かたちのないものと」を視覚的・現実的・理知的に考えていたことに気付かされました。
「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」(「星の王子さま」より)ですね。教えていただいてありがとうございます。

これからもよろしくお願いします。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 食べ方までも不器用なもので | トップページ | インドの写真 »

フォト
2019年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ