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2006年1月24日 (火)

傷つけられるのは…

人間は起こることによって傷つけられる以上に、
 起こることに対する意見によって傷つけられる

                   モンテーニュ

傷つく時って、ある出来事が起きて、その出来事によって傷つくものと思っていた。
だけど、出来事そのもので傷つくことってないのかもしれない。ショックは受けるけれど。
身の回りになにか起これば、それについていろいろな声が聞こえてくる。
同情もあれば、非難もある。無関心という反応だってある。
出来事そのものに傷つけられるのではなくて、それぞれの意見によって傷を負うのかもしれない。

励ましてくれる意見もあるけれど、傷つく意見の方が より深く こころに刻まれてしまう。

励まそうと思って声をかけてくれる人がいても、それが余計にツライ時もある。「がんばれ!!」がそうかな。
非難されれば、いい気はしない。それが自分の目を覚まそうとしてくれている声だとしても。
無関心…実は一番キツイかもしれない。「誰にも干渉されたくない」なんて口では言うけれど、本当に誰からも干渉されなくなることほど怖いことはない。

人間は
起こることによって傷つけられる以上に、
起こることに対する意見によって傷つけられる。

でも、
だからといって、傷つけた意見の主を恨んでもいけない。恨みたくもなるけれど。

吾人は他人の為に苦しめらるるものにあらず
                        清沢 満之

起こることに対する意見によって傷つけられ、苦しめられているように感じてしまうけど、私が苦しむのは、私の“想い”による。
もし私が傷ついたのなら、それは、その意見が正しいから。的を射ているからこそ、腹も立ち、傷つき、苦しむ。それならば、反省し、自分の身を正さなければいけない。
もしその意見がまったく的はずれならば、傷つくことも苦しむこともない。そんな意見を述べた相手を哀れんでおやりなさい。決して怒るべきではありません。そんなことで怒り苦しんでしまうということは、それは他人によって苦しめられるのではなく、私が私を苦しめているのですよ、と教えてくださっています。


怒りにまかせてしまって、励まそうとしてくれている想いや、目を覚まそうとしてくれている気持ちが見えなくなってはいないだろうか。

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コメント

こんにちわ。

「心が傷ついた。辛いよ。」

『何があったの?』

「○○さんが、私のことを??うんぬん。」


「心が傷ついた。辛いよ。」

『何があったの?』

「自分が思うように、周りがしてくれない。。。」


最近は、「心の病気」と、「心の悩み」をごっちゃに
している人が多く感じます。臨床医も嘆いてました。

色々話して、自分を見つめなおすという作業の何と道のりの遠い事。。
見つめなおし、省りみるなら精神科に行って、薬(抗不安薬)もらう
ほうが、楽ですから、精神科に行く方が多い。
でも、何も根本的解決にはならないのよね。

心理療法で行動療法などを突き詰めていくと、必ず仏教世界に至ります。
今、私の個人的趣味で、せっせと本を読んでますが、本当に感じる事多し。
最近、知ったお気に入りの言葉

過去を追うな。未来を願うな。過去はすでに捨て去られた。
未来はまだやってこない。
だから現在のことがらを、それがあるところにおいて観察し、
揺らぐことなく動ずることなく、よく見極めて実践せよ。
ただ、今日なすべきことを熱心になせ。
中部経典

いま、行動療法の本場の米国などで仏教思想が流行っています。
一時的流行ではなく、ちゃんと学んで欲しい。

ところで「無関心」
同朋会館の食堂に
「愛」の反対「無視」(マザーテレサ)
と書いてあるのを思い出しました。

無関心されるのは、やはり一番、辛いです。
無関心と過干渉が、人間関係を壊す材料になりがち。
気をつけたいです。

いつもながら、まとまりに欠け、すみません。

☆ねこ吉さん こんばんは
「心の病気」にしても「心の悩み」にしても、それを聞いてくれる人が身近にいないことが問題なのかも知れませんね。精神科の先生にも頼りたくなりますよね(先生にしか頼る人がいないと言った方が正確なのでしょうか)。

話を聞いてくれる人がいない…
聞く耳を持ってくれない人
聞いてくれるだけでいいんだけど、アドバイスをしたがる人
これも「無関心と過干渉」ですね。

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