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2005年11月27日 (日)

数字の裏にあるもの

大相撲九州場所で優勝した朝青龍関が優勝インタビューで、

先にある大きな山を見るよりも、目先の小さな石を一つ一つ越えて来ました

と、語っていました(正確な表現じゃないです。私のあやふやな記憶のままです。すみません)。

14日目大関魁皇関に勝って、優勝と年間勝ち星更新を決め、土俵上で涙を流す姿を見て、どれほどのプレッシャーと闘っていたのだろうかとあらためて思いました。
誰も寄せ付けない力強さ。何事にも動じない精神力。格下の相手にも油断をしない慎重さ。 
楽々勝っているようにすら思えてしまう。
勝つことがが当たり前のように思われている横綱でも、いや横綱だからこそ一歩一歩大事に歩んできたのでしょうね。

自分の力のなさを知らないと、力強さは身につかない。
自分の気持ちの弱さを知らないと、精神力は身につかない。
自分の雑な心を知らないと、慎重さは身につかない。
そして、自分自身に勝たないとプレッシャーに飲み込まれてしまう。

取り組み相手・マスコミ・世間、敵はたくさんいるけれど、一番の敵は自分自身。
逃げようと思えばどこへでも逃げられる。手を抜こうと思えばいくらでも手を抜ける。
でも堂々と立ち向かっていく。しかも結果を残しながら。

最初から大記録を目標にしていたわけではなく、目の前にあるやらなければいけないことを一つ一つ、真摯に、一生懸命やってきただけなんだなぁ。だからこそインタビューでこの言葉が出てきたのですね。

外野は、結果しか見ないし、数字でしか判断しない。
勝つことが当たり前。出来て当たり前。期待に応えて当たり前。
そんな押し付けが、どれほど重圧を与えていることか。

年6場所制覇して、年間勝ち星を更新したけれど、
もし優勝を逃し、勝ち星更新を逃していたとしても、記録に、期待に、そして自分自身に逃げずに立ち向かっていった姿が尊く輝いて見えました。

インタビューの言葉は、モンゴルに諺か格言としてあるのかもしれませんが、言葉とそれを発する人間がピタッと合っているような気がして感動しました。

なんて、私が偉そうにこんなこと書くのもおこがましいんですけどね。

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