本を読みませんか
本離れが進んでいるらしい。特に中高年の。
〔読売新聞社「読書」に関する全国世論調査より
(2005年10月28日読売新聞 朝刊)〕
自分も本を読むのが苦手だったので、「読書はいいよ!」と勧めるのもおこがましいのですが、楽しいことだと思います。
自分の世界観とピッタリはまる作家に出会った時のうれしさ。
そういう作家に出会えたら、読書が楽しくなってきます。
私は村上 龍さんと村上 春樹さんにはまった時期があって、短い期間におふたりの書物をむさぼり読みました。
こんなに素敵な時間の使い方があったんだぁ。それまで読書を敬遠していたことを悔やみさえしました。
本を読むと、自分の狭い世界観がどんどん広がっていきます。
本代だけで、自分の知らない世界を旅できるのですから。
俳優の武田鉄也さんは、
「自分の外見の容姿が格好悪いのは仕方がない。せめて内面はいい男になりたかった。そのためにはどうしたらいいか考えて、本を読もうと思いました。たくさんの本を読みました」
と語っているのを聞いたことがあります。自分も本をよむべきだなぁと思いました。
建築家の安藤忠雄さんは、
「どんなに経済的に苦しいときも、たとえ食事を1回抜いてでも、本だけには惜しみなく金を遣った」
と語っています。こういう人をお金の使い方を知っている人というのではないでしょうか。
読売新聞のインタビュー記事でタレントの佐藤江梨子さんは、
「私は本の厚みに人の優しさを感じる。1枚1枚ページを自分の手でめくるから、まるで大切な扉を開くように感じる。本とは、新しい出会いではないだろうか」
と語っています。読書とは出会いということ。
扉は勝手には開きません。私が開こうと手をかけるから開くことができるのです。
新しい出会いを求めて、本を手にしてみませんか。