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2005年8月18日 (木)

1.人生のゆくえ

人生は諸行無常です。
だからこそ子も生まれ、孫も生まれ、花も咲き実も結ぶ。
諸行無常といっても、冬枯れの悲しさのみでなく、春の日の喜びなのです。

諸行無常
知識として知ってはいても、諸行無常の生をどう生きるかが明らかにならないと、本当に諸行無常の生を生きるということを知ったことになりません。
諸行無常の道理を知るには、生涯の体験をもって知るしかありません。
自身の生涯をかけての体験が、「諸行無常」という教えをからだに沁み込ませます。

浄土
死んでから生まれる、安心の世界ではありません。
私たちは、心の奥底で、浄土に生まれたいという願いを抱えて生きています。
浄土に生まれたいと願うこころが、日々の生活で生じる怨み・妬み・羨みなどのこころを消滅させてくれます。
消滅させてくれるはたらきを阿弥陀如来といいます。
そのようなはたらきの中を生きているからこそ、悩みは悩みのままに、柔順に悩みを受けて生きていくことが出来るのです。
浄土とは、死んで後に行くところではなく、浄土を願うこころにおいて、
今生きる世界として開かれていくのです。
言い換えれば、今、私が生きている場所こそ浄土なのです。

そんな浄土、嘘だ、あるはずないというのは、知識として、理想郷として浄土をとらえているからです。
私たちが否定している浄土は、私たちのこころの奥底で願っている浄土とは、まったく違うものなのです。

阿弥陀如来の呼び声を聞きつつ、良き出来事も悪い出来事背負って、
諸行無常の世を生き抜くことが、人生のゆくえなのではないでしょうか。

   色は匂えど散りぬるを
    我が世誰ぞ常ならむ
     有為の奥山今日越えて
      浅き夢見じ酔ひもせず

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